木造住宅の耐震補強工事

昭和53年に建てられた、川崎市宮前区の木造住宅(築39年)の耐震補強工事を行いました。

耐震診断の結果、大地震で倒壊の可能性がかなり高いという結果が出ましたので、今回の補強は、現在の耐震基準をクリアするラインの1.3倍程度アップした補強をして、大地震の後も、できるだけこの家で暮らし続けられるよう目指しました。

補強工事は、1階を9カ所、2階は1カ所のみと、1階の台所と寝室を中心に行いました。

耐震補強は、まず、柱や梁、土台などの建物で重要である構造材同士を金物と頑丈なネジでしっかり固定します。
そうすることで、地震で大きく揺れてもお互いが外れないようにします。

その次に、緊結した柱や梁の構造材に、構造用合板などの頑丈な板材を頑丈な釘で打ち付け、壁全体を強くします。

上記の写真のような補強を、建物全体に行っていきます。

その補強する箇所も、建物の中でどこでも良いというわけでなく、建物全体の強度のバランスを確認しながら、強度が均等に成るように配置します。

これも耐震補強する上で、かなり重要なことです。
(補強箇所を適当に行うと、かえって倒壊の危険性が増す場合があります。)

最近は壁の補強だけでなく、基礎が弱い場合は基礎を補強したり、天井面が弱い場合は天井を補強したりと、建物の状況に伴って、必要な補強を実施していきます。

天井の補強を行いました。

梁同士を構造用合板とコーナー金物ででしっかり固定します。
1階の壁と2階の壁の強度をつなぐために必要な補強です。

今回の工事を終えての感想で、「地震が来ても安心して暮らせるのが何より」とおっしゃっていました。

また実際の事例で、自宅が倒壊することで、隣の家に迷惑が掛かることも多々あります。

国の大地震の予測では、大地震は必ずいつか発生するということです。

30年後かもしれないし、明日かもしれない・・・。

『備えあれば憂いなし』 耐震補強をしておくことはとても大切です。

濱田 泰之

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