VOL.8 自然素材を贅沢に楽しむ | 株式会社マツドリフォーム

VOL.8 自然素材を贅沢に楽しむ

N様ご夫婦と愛犬のサラちゃん
多摩区 
マンション

―N様がリフォームをお考えになった時期は、ご主人様が8年間の単身赴任を終えられた後、こちらのマンションに戻られてからとお聞きしました。

「この家を買った当時は幼かった子供も独立し、子育てを卒業。今後の夫婦二人の生活を考えた時に、最初は新築の家を探して住み替えようと思いました。」

「ただ、探し始めてみると、駅が近く生活しやすい場所で、ある程度の広さのある物件がなかなか見つからない。今住んでいる以上の魅力的な条件の家が無いなら、この住まいを自分たちの思い描くイメージにリノベーションしようと決めました。」

―N様は以前、企業の広告やショールームなどの空間デザインの仕事にも就かれていました。お仕事のご経験からご希望もいろいろとおありになったかと思いますが?

「せっかくリフォームをするなら、玄関のドアを開けた時に『あぁ、こんな住まいがあるんだ!』という驚きのある住まいにしたいと考えました。」

―廊下に沿って敷設された照明の光が、天然石を貼った壁を照らす印象的なエントランス。石の表情が何とも素敵です。施工にあたりデザインを得意とするリフォーム会社を検討された結果、弊社にご注文頂きました。

「いろいろな会社の担当者と話をしたのですが、私たちの要望をよく理解してもらい、実現に向けて一番丁寧に対応してもらえたのが、マツドさんでした。」

―N様からは、リフォームに向けて大きく3点のご要望を頂きました。

①壁には、天然石や珪藻土を、床には無垢のフローリング材を使いたい。②夫婦二人と愛犬が暮らしやすいプランのご提案。③取り出しやすく片付けやすい収納スペースの確保。加えて奥様には、使われなくなった二つの子供部屋を収納専用のスペースとゲストルームにされたいとのご希望がおありでした。また、弊社の施工事例でご参考頂いたものもありましたね。

「リビングの天井のルーバーです。」

「エアコンの目隠しとしての役割と、意匠性から是非取り入れたいと思いました。メンテナンスを考えて簡単に取り外しができるうえに、ルーバーのサイズや配列が絶妙に計算された、圧迫感の無い美しい納まりにしてもらいました。天井の梁も木目を生かしたタモ材の突板で仕上げたことにより、ルーバー天井との一体感が生まれて気に入っています。石張りと珪藻土の塗壁、床はオークの無垢材と、それぞれ存在感のある素材のバランスの良さに、とても満足していますよ。」

―奥様は同じタモ材で造作したキッチンのカップボードを特に気に入られてお使いとか。ありがとうございます。

「東日本大震災の時に、嫁入り道具の食器棚が倒れ、大切にしていた食器がずいぶん割れてしまって・・・。今度は造り付けで地震があっても安心なうえに、収納力がアップして助かっています。

リフォームをして1年経ちますが、冬の結露も少なくなり、珪藻土の調湿効果からか、夏場も過ごしやすくなった気がします。気持ちのいいダイニングになり、快適です。」

―ご夫妻の個室も以前とはだいぶ変わりました。音響関係にもお詳しいご主人様が、自室の壁面収納の図面をご自分で引かれたんですよね。

「手持ちのJBLのスピーカーなどの音響製品、CDや書籍の置き場所に加え、祖父の代からの金庫や、仏壇も納まるようプランしました。わが家のファミリーヒストリーのコーナーです。私が祖父や父から受け継いだものを、息子の世代にも継承してもらいます。」

―ご家族の歴史を大切にされていて、素敵ですね。造作棚は物の奥行に合わせ、取り出しやすく埃がたまらないような工夫もされています。そして、何と言っても、大谷石を貼った壁が見事ですね!

「仕事で泊まったトルコのカッパドキアの洞窟ホテルがヒントになっています。石の部屋って居心地が良く落ち着くんですよ。大谷石は季節により、湿度の違いで表面の色が変わるので、そんな変化も楽しんでいます。」

―全体の間取りの中央に収納スペースがあり、ダイニングからご主人の部屋まで引き戸で仕切られています。

「各部屋の通気ができて、湿気がこもりにくい配慮がされています。夫の部屋から、納戸、ゲストルーム、キッチン、ダイニングとつながった動線が、必要なものを探しやすく取り出しやすくとても使いやすいんです。子供部屋から納戸に変え、家族の収納専用の場所を作って正解でした。」

―リビングの一角に愛犬のサラちゃんのスペースを作りました。来客時には、ロールスクリーンで仕切ることもできますね。

「以前はユーティリティだった場所ですが、今の方が餌など買い置ける棚もできて、トイレ用品も納まり、重宝しています。」

「中には換気扇も付けたんですよ。トイレに行きたい時は、必ずワン!と知らせてくれます。」

 

―子育てが終わり、これからリフォームをして、ご夫婦二人の生活を始める方へ、アドバイスして頂けますか?

「先ず、収納スペースを思い切って広く取ることをお勧めします。私たち位の年代では、どうしてもモノが増えてしまっているので。せっかく素敵にリフォームしたのですから、雑然とモノが溢れてしまわないよう、心掛けているんですよ。」

―目指されたのは、機能的にも暮らしやすく、かつ居心地がよく、くつろげる空間リフォームでした。

「やはり、内装に天然素材をふんだんに使って良かったです。」

「見た目の質感だけではなく、珪藻土や大谷石は調湿性があるので、健康にも良いですし。犬や猫などのペットがいれば、床を引っかいたりすることもありますが、その傷も含めてあじわいになると思っています。年月を経ることで、劣化するのではなく、表情に深みを増していく素材の良さを楽しんで生活していきたいですね。」

 

終始、笑顔でお話下さったN様、本当にありがとうございました。

インタビュー中もサラちゃんはいつも一緒、ご家族としてとても大切にされています。暮らす程に趣が増す住まいは、私たち、家に関わる仕事をする者にとって、また会社がめざすサスティナブルデザインの理想のカタチです。

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