最近、「 丁寧に暮らす 」 「 丁寧な生活 」などのフレーズの入ったタイトルの本や雑誌の特集が目を引きます。
私たちの普段の生活があわただしく、「丁寧」であることが難しく感じられているからでしょうか。こんな風に暮らせたらという、憧れ の思いがあるような。便利さやスピードに流されず、日常の家事や作業に手間を惜しまない、季節の変化を楽しみ、四季の行事を大切にする暮らし方。
仕事や家事の時短や効率化、成果主義が求められている現代社会ではまるで、私たち自身のコストパフォーマンスが問われているかのよう。そんな時代だからこそ、自分自身や物事にかける時間を慈しむ、大事にしたいという気持ちの表れが、「丁寧な暮らし」 なのかもしれません。
「丁寧に暮らす」には、住まいの環境を整えることも大切です。
使い勝手のよいキッチン、気持ちの良いバスルーム、清潔なサニタリースペース。それらは、日々の営みの連続の中で維持されていくものです。
設備や内装をリフォームして新しくなった直後より、生活していく過程でより暮らしやすく、住み手の個性があふれた住空間が作られていったら、素敵なことだと思いませんか?