どこか懐かしくも斬新な「昭和レトロ」な部屋は、旅館や祖父母の家に来たような、時を忘れてくつろげる癒しが魅力です。
アンティーク感を活かしたスタイルのため、特に築年数の長い一戸建てをリフォーム・リノベーションする場合は、その相性は抜群と言えるでしょう。
一方で
☑ ただの「古い部屋」にならない?
☑ レトロな家具や家電、どんな部屋に置けば映える?
☑ マンションの場合は、どうするの?
という疑問も湧くのではないでしょうか?
そこで今回は、レトロアイテムが生える部屋へリフォームするポイントを解説します。
リフォーム時におさえたい「昭和レトロ感」のポイント
昭和レトロ感を出すには、既存の建材を生かすことが効果的です。費用的にも節約でき、残材発生による環境負荷を抑えるメリットもあります。
では、どのようなポイントをおさえるとレトロな可愛さを出せるのでしょうか。
具体的なアイディアを紹介します。
》お客様施工事例「木造住宅をコンバージョン、レトロな社員寮に再生」
古い柱や梁を見せる
これは、一戸建ての場合に限りますが、既存の壁や天井を取り払って、見えてくる古い柱や梁を隠したり「化粧」したりせず、あえて見せるのがおすすめです。
使い込まれた風合いがインテリアに活きてきます。
老朽化や耐震性が気になる場合は、必要に応じて補強しましょう。
マンションの場合は、古材を使って梁や柱を演出できますので、デザインを相談してみてはいかがでしょうか?
表面のシミや汚れが気になる場合は、木目を残したままほんのり色付けできる自然塗料での塗装がおすすめです。
「ガラス」をアクセントにする
》お客様施工事例「クラシカルな家具が似合う上品な空間 (川崎市高津区)」
「昭和レトロ」と聞いて、柄のついたすりガラスやステンドグラスを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
古い住宅に使われているドアや窓のガラスにも注目してみてください。
珍しいガラスがあれば、昭和レトロな空間のアクセントになってくれます。
あえて昭和レトロを演出できるよう、今は新品のレトロガラスも流通しています。
特にドアを新しくするリノベーションの場合などは、ガラスにもこだわってみたいところ。
カウンター板などに古材を取り入れる
LDKや洗面などに古材のカウンター板を造り付けで設置すると、こなれた昭和レトロ空間に仕上がります。
古材独特の野性味あふれる質感が、昔から住み継いできた部屋のようなアンティーク感を演出してくれます。
》お客様施工事例「昔の面影を残した心地よい空間リフォーム (川崎市高津区)」
まとめ
昭和レトロな部屋をテーマにしたリフォーム・リノベーションについて解説しました。
全てをレトロにし過ぎず、モダンなデザインも取り入れるのが成功のポイントです。
床をフローリングにしたり、壁は白系の色を基調にしたりするなど、好みに合った新旧デザインのバランスを探ってみてください。
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