多摩区のマンションにお住まいのT様。
食洗機が壊れたのをきっかけに、ぽっかりと空いたその場所を「収納」として活用できないか、ご相談を頂きました。
今後、食洗機を使用する予定はないということと、造り付け家具のような綺麗な状態で使用したいというご希望でした。そこで、オーダーメイドで引出しを造作するというご提案をさせて頂きました。
計画
オーダーメイド家具で大切なことは、現場の寸法を丁寧にとることです。当たり前のように聞こえますが、かなり重要です。
そして、実際に収納したい物や量などを明確にすると、完成したときのフィット感が違います。
現地調査時にお伺いした内容で図面を作成しました。
面材の色は洗面台のカラーとコーディネートした艶があるレッド、引出し上の幕板は艶消しブラックまたは黒に近いグレーをご希望でした。ところが、メーカーカタログにはマットな質感のレッドしかありません。
サンプルを取り寄せ確認をしましたが、マットと艶ありでは印象が異なります。ここはT様の理想に何としても近づけたいところ…。今回家具を依頼した工作所にもご協力頂き、策を尽くした結果、特別に手に入れることができました!
初回のご提案
キッチン下の引出は、箱の側面がパイプタイプの製品を見かけます。これは、サイドギャラリバーと言い、別途ギャラリバーを追加してフレキシブルに仕切ることが出来る優れもの。ただ、隙間があるため収納する物の形状により、引き出しの向こう側にこぼれ落ちる可能性があります。今回は、収納したい物を考慮し板を使用したプランで進めます。
プラン決定
デッドスペースをなくし、背面際まで収納できるよう、さらに奥行を深くとり500mmに変更しました。側板も高さを確保し、こぼれ落ちるのを防ぎます。
最終プランにご納得頂けたので、早速、工作所へ製作の依頼をかけます。
完成
お問い合わせを頂いてから、製作を進め納品まで約一ヶ月でした。
とても綺麗に納まりました。
まとめ
このようなポイントリフォームも、ぜひご相談ください。暮らしの中で気になるところを改善し、ストレスから少しでも開放されることが、私たちにとって何より嬉しいことです。
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