川崎市は、全国の政令指定都市の中でも最も土地が狭く、人口密度もトップクラスです。そのような地域の特性上、お客様から、「収納が足りない・・」というお悩みの声を、私達は、これまで本当に多く頂いて参りました。
狭い土地、限られた間取り、その中でどう空間を生かすか?川崎の住宅における空間設計は、正に「収納のプランで決まる」と断言出来ます。
・・今から約20年前
私はアメリカ・ロサンゼルスを訪れ、「ストレージ・ショップ」と呼ばれる収納特化型のリフォーム業態を視察しました。そこでは、収納に悩むお客様が「収納コーディネーター」と呼ばれる専門家に相談し、持ち物の量や暮らし方に応じて、最適な収納計画とリフォームの提案を受けていました。
欧米では住宅が広いにも関わらず、収納は非常に重視されています。暮らし方に合わせて空間をデザインする文化が根づいていましたが、収納も建築やインテリアと同様に、丁寧に設計されているのが印象的でした。
私は、こうした視点こそ、川崎にお住まいの皆様にお届けしたいと思ったものです。「狭いから仕方がない」と諦めるのではなく、「限られた空間だからこそ、出来ることがある」と考える。知恵と工夫を尽くせば、暮らしはもっと快適になるはずだと。
さて、弊社の設計スタッフは、制約のある空間にこそやりがいを感じながら、日々、プランを創っています。設計という仕事は、お客様の暮らしを想像し、寄り添うことだと思っています。
限られた空間にどれだけの可能性を見出せるか?
これからも私達は、川崎という街に根ざしながら、お客様と共にその答えを探し続けて参りたいと思っています。
代表取締役 松戸 明
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