最近、毎日のようにM&AのDMやメールが届き、少々ウンザリしています。
「会社を売れ、資本に乗れ、大きな傘に入れ・・」まぁ早い話、軍門に下れということです。
しかし、残念ながらそんなことには一切興味がないのです。
私の興味は、資本の評価でも老後の安定でもなく、目の前の顧客から、「いかに好かれ、気に入られるか?」だけと言っても過言ではありません。
幕末の頃・・
いろは丸事件の際、大藩である紀州藩を相手に一歩も引かず、武力を使わずに賠償を勝ち取った坂本龍馬・・その龍馬の海援隊に最後に加わったとされる陸奥宗光は、後に外務大臣となり、不平等条約を撤廃し、欧米列強を相手に日本の独立を守り抜きました。
臆することなく、断固として国を売らなかった陸奥には、龍馬のイズムが間違いなく継承されていたのだろうと推測しています。
さて、株主がどうだとか、ビジネスモデルがどうだとか、私の知ったことではありません。
龍馬と陸奥が示した、大きな力に決して屈しないという強さをリスペクトすると共に、大手の戦略に対し、一泡吹かしたいと思う・・今日この頃です。
代表取締役 松戸 明