誰かが何かを発言したとしても、それが、若者なのか?年寄りなのか?或いは、強い人なのか?弱い人なのか?等によって、いくら同じことを発言したとしても、伝わり方が全然変わってしまう・・と言うより、「何」を言ったかはとりあえず置いておいて、「誰」が言ったのか?を重視するのが世の常なんだなぁ・・と、つくづく思う時があります。
立場の違いで、こうも露骨に変わるのか?とも思いますが、ある面、これが日本人のDNAなのかもしれません・・残念ながら。
だからこそ、「人間力を磨かなければ、あなたが言うことに対して、誰も耳を貸さないよ」と、アドバイスしつつも、実は、自分自身の知見を広げる為には、逆に「誰の話にでも耳を傾け、学びの心を持つ」というスタンスでいることが、賢い人間だとも言いたい訳です。
さて、弊社では、社員のワーク・ライフバランスを支援し、効率的で結果が出る仕組みを構築していこうと日々模索しています。社内のコミュニケーションを円滑化するため、ベテランだろうが新人だろうが関係なく、誰にでも論議する自由を与える会社でなければ、それは実現しないでしょう。
龍馬の言葉が胸に刺さります。
「偏見を持たず、相手が幕臣であろうと乞食であろうと、教えを受けるべき人間なら俺は受ける」
さすがは龍馬・・
昭和はもとより、明治以前の幕末にこの視点があったとすれば、まさに奇跡ではないでしょうか?頑固は捨て去り、龍馬を見習わなくちゃいけないと、心から思う次第です。
代表取締役 松戸 明