「子供部屋の壁をペイントで仕上げ、将来自分たちで塗り替えをして楽しみたい」
という素敵なご家族のリクエストにお応えしまして、マンション内装をマットな質感のペイントで仕上げました。
リフォームでは特に工期他の事情で、ペイント用クロスを貼った上に仕上げを施すことも多いのですが、今後の塗り替えを考え、下地を作りから始めました。
下地は大工工事からはじまります。
ボードの貼りかたも建具のコーナーで継ぎ合わせないような貼りかたをします。
天井高さが2m50cmと高いため、ボードのジョイント部分は下で継いでおくのがベター。
既存の古いボードに残っているビニールクロスの裏紙を水で濡らして丁寧に剥がします。
たった6帖ですが、下地を作るための下準備に約半日です。
本当は全て新しく壁を作り直したいところですが、この壁は構造に面している部分なので今回は塗装屋さんに下地作りをいつも以上に念入りにしてもらうことに・・・
メッシュテープ貼付けた上に一回目パテ
乾かします
三回目パテ後、今度は表面を平滑にするため3人がかりで研磨します。煙のような真っ白の埃がたちます。
下塗り
この後仕上げを塗って、チェックして、補修をして、また塗って・・・・3回繰り返します。
完成
今回はテクスチャー重視で艶消仕上にしました。建具や床のホワイトとも相まって柔らかい雰囲気に仕上がっています。
照明も電球のような温かみのある光を加えると、より優しい印象になります。
塗装仕上げは、工期や費用は多少上がってしまいますが、ビニールクロスでは出せない味わいのある仕上がりになりますね。