「かけがえのない若さも、それを自覚していなければ、〝豚に真珠〟〝猫に小判〟あって無きに等しい。」
これは、本田技研工業の創業者である、故・本田宗一郎氏の言葉です。
今、若い頃を振り返ってみると、正に「一瞬」であり、とても濃かった・・しかし、その「若さの自覚」があったかと言えば・・?
おそらく私は、豚であり、猫だったのでしょう。
ですから、後悔みたいなものもそれなりにある訳です。
だからこそ、人生の先輩として若者に伝えるべきは、若さは一瞬であるということであり、若者の今この瞬間を充実させるためのフォローとモチベートだと信じています。
若さとは勲章です。
若い頃、私に嫌われても陰口を叩かれても、私を本気で心配してくれた恩人がたくさんいました。しかし、その頃の私は、先ほど申し上げた通り、豚であり、猫であり・・
私自身の人生のバランスを保つためにも、恩人には返せなかった「恩」を、せめて身近な若者に返していきたいと思っています。決して、若者を支えようともせず、自分さえ良ければ良いというような言動をする、せこくてダサくて身勝手なオジサンにだけにはなるまいと、心に誓います。
代表取締役 松戸 明