先日とあるお宅でお困りだった、食器洗い乾燥機の交換工事を行いました。
約20年前、システムキッチンが定着してきた頃から食器洗い乾燥機は多く導入されていました。その頃の食洗機がもうそろそろ寿命では。。。とご心配されたお客様からの依頼でした。
当時の食器洗い乾燥機は今に比べてサイズバリエーションが多く、W450は勿論、W600、W300、またシンク下に設置できるコンパクトタイプ等、ライフスタイルに合わせチョイスが可能でしたが、今ではすっかり450が主流となってしまい、特にW300のタイプは随分前に生産が終了しています。
こちらのお宅はW300を愛用されていました。
W300の食洗機の横にW300の引出し、そしてその奥にコーナー収納・・・
引出しは便利なので本当は残したかったのですが、奥のコーナー収納も今以上に使いにくくなってしまうため、このような形にプランを変えました。
W450食洗機は浅型にし、下の台座部分は深めの引出しを造作。W300引出し撤去後のスペースは扉を既存の扉に合わせた柄で製作し、箱の中も既存を部分的に解体してから空間を広げています。こんな感じに・・・
空間が広くなり奥の物も取り出しやすくなりました。
このほかにも、コーナー部分に開店収納を入れたり、内部の棚を充実させたりと様々な方法があります。設備機器は色々変化がありますが、キッチン家具そのものの構成は20年前と大きな変化はしていません。
ですので、あきらめてキッチン丸ごと交換・・・の前に一度ご相談ください。