今年は地震のニュースを目にする機会が多く、「地球全体が地震の活動期に入ったのではないか」と感じている方もおられるかもしれません。
しかし、地震は地球全体が同時に活発になるものではなく、それぞれの場所で、断層にたまった力が解放されることで起こる現象です。
とはいえ、日本が地震の多い国であることは紛れもない事実です。
日本の国土面積は世界の約0.3%ほどですが、日本周辺では世界の地震のおよそ10%が発生しています。地震は決して特別な出来事ではなく、私たちの暮らしのすぐそばにある現実なのです。
そこで大切なのは、今の住まいの状態を正しく知り、無理のない形で地震に備えていくことだと考えています。
耐震工事というと、大掛かりな工事を想像される方も多いかもしれません。しかし、すべてを一度に行う必要はありません。
屋根を軽くする、壁を強くする、金物で補強する等、効果の高い部分から少しずつ手を入れていくだけでも、住まいの耐震性は大きく変わります。
日本は、地震と共に生きてきた国です。
だからこそ、現状を正しく知り、少しずつ備えることが、住まいと大切な暮らしを守る第一歩になるのではないでしょうか?
代表取締役 松戸 明
【関連記事】
》耐震診断における建物の注意点
》阪神淡路大震災から30年
》東日本大震災を振り返る
































