昔、何かの本で読んだのか?或いは、セミナーで聞いたのか?記憶が定かではありませんが、こんな話があります。
ある旅人が、レンガを積んでいる三人の職人に「あなたは何をしているのですか?」と尋ねたという話です。
一人目は不機嫌そうに言います。
「見れば分かるだろう。レンガを積んでいるんだ。」
二人目はこう言います。
「家族を養うために働いているんです。」
そして三人目は誇らしげにこう言います。
「私は、歴史に残る大聖堂を建てているんです。」
同じ仕事でも、人によって見ている世界が全く違うという話です。
心理学者の アブラハム・マズロー は、人間は生きることや安全を求める段階から始まり、やがて自分の使命や意味を求める段階へ進むと説きました。
人は単に生活のためだけでなく、「自分は何のために働いているのか?」という意味を見出した時、本当の力を発揮するのだと…
さて、日本では今、空き家が増え、古い住宅が価値を失いつつあります。
しかし本来、住宅とは世代を越えて受け継がれていく社会資産です。
普段、何気なく行っているリフォーム…
古くなった家を直し、もう一度暮らしの舞台として蘇らせる。その一つ一つの仕事が、街の景観を守り、この国の人達の未来を支えていくのだとしたら…
それは、レンガを積む仕事なのか?
それとも、歴史に残る大聖堂を建てる仕事なのか?
代表取締役 松戸 明
































