先日キッチンのリフォーム工事を行いました。 しかし今回は全て交換してしまうのではなく、既存を残しつつ、現在のライフスタイルに合わせて使い易くするために、少し手を加えさせて頂きました。
もともと重厚感のある色調でクラシカルなキッチンでしたので、時が経ち味わいが増した風合いは残しつつ、古くなった設備機器や天板、水栓、2シンクから1シンクに交換しました。
また幅3500mmと大きいキッチンですので、下部収納のみで十分補えるということもあり、吊戸は全て撤去しました。 そうすることで空間の圧迫感が軽減し、暗く感じていたダイニングキッチンの印象も大きく変わりました。
新たに貼り直したタイルは、焼物特有の自然な色むらや色幅、色合いに深みのあるボーダータイルを選ぶことで、時と共に味わいを増した空間にも自然に溶け込んでくれました。 ある程度しっかりと造られたモノは、時が経っても古さが感じにくく、手を加えることでまた新たな気持ちで使い続けることができます。
時が経っても同じものを使い続けられることは素敵な事ですね。
ライフスタイルや流行や時代の変化によって、壊して新しく造り直すことの方が多いなかで、時代に左右されず使い続けられるモノの良さを改めて実感しました。