只今、川崎市多摩区堰で、耐震補強工事を行っていますが、今回補強工事を行っているお宅は、築40年以上の木造二階建ての住宅です。
お客様と打合せの結果、補強工事は、1階をの耐震性を、評点0.20から0.80まで上げます。それと、1階と2階の外壁の立つ位置がずれているので、天井裏を補強(平面剛性の強化)を行います。
耐震補強の基準値は、評点1.00以上が一般的ですが、今回の工事では、0.80点までしか上げません。ですが、補強としては有意義なものです。関西の自治体では、0.70点以上にする補強で補助金の対象しています。
この箇所の耐震補強は、窓を撤去し、柱を増設しました。
増設した筋交いは、規定の取付け金物で固定し、大地震でも外れにくくしています。そして外壁面は、構造用合板を張り壁を強化しています。場所によって、壁の強さや取付けられる部材が異なりますので、その場所に合わせて、いろいろな補強方法を行っていきます。