先日キッチンの工事が完了しましたのでご紹介します。
システムキッチンが日本の生活空間に登場して約40年になります。お客様の中にもキッチンのリフォームが2回目になる方もいらっしゃるほど日本の住まいに定着しました。近年はシステムキッチンもずいぶんお求めやすい価格帯の物が登場していることもあり、キッチン丸ごと交換という選択をされる方が多いです。
でも、もしかしたら
コンロとレンジフード、カウンターがきれいになれば・・・
家具は不具合ないし、既製品のプランは制約があって好みではない。
今のキッチンの使い勝手は不満が無い・・・
等、お考えの方もいるかもしれません。キッチンリフォームは全てを交換するだけではない、こんなことも可能です。
こちらは工事前の状態。
コンロや、レンジフードは、長年の使用でそろそろ交換時期に来ていますが、きれいに使われているので箱や天板はまだまだしっかりしています。しかし、よく歩くフロアキャビネットの扉は少し傷みが来ており、蝶番も良く使う所は弱くなってきていました。そこで傷みや、汚れのあるところをリニューアルしました。
このような感じです。
器具交換は全て行い、キャビネットは全体的に化粧をしました。フロアキャビネットの扉は水、油、衝撃に強いメラミン素材で作り直し、使いにくいツマミはハンドル把手に交換。ただ、コンロ左の把手のみその使いやすさから、再利用しています。また、人工大理石のワークトップも磨き上げて、まるでピーリングをしたように色白になりました。
古いシステムキッチンは、家具という意味合いが強く、造りもしっかりしたものが多く見られます。(解体も大変です)古い、というだけで全てを処分してしまわず、使いにくいところは手直しして、大切に使うということを改めて考えさせられたリフォームでした。