画像の本ですが、その「頑固さ」とか、「熱」を感じたくて、自宅の本棚から持ち出して、電車の中や昼食を食べながら読んでいます。

久しぶりに安藤忠雄氏に触れていますが、率直に、「叩き上げで、長くリスペクトされている人は、やはり違うなぁ」と、あらためてそのすごさを実感しています。

20年くらい前になりますか・・？香川県直島の安藤忠雄氏の建築に触れて以来、その作品もさることながら、その「思想」みたいなものに共感を覚え、現在に至ります。

安藤忠雄氏と言えば、最近では、ご病気のことがかなりクローズアップされていますが、日常のあらゆる過酷な制限の中においても、常に前向きな心を持ち続け、80歳を過ぎた今でも、「チャレンジするぞ！」という彼の言動に触れるたびに、「私もこういう生き様を選択するべし！」と、心が揺さぶられる思いを抑えることが出来ません。

私自身、「理屈抜きで建築が好きなんだなぁ」と思う今日この頃なだけに、建築が好きで好きでたまらないような人が、誇りをもって仕事が出来る環境を作っていこうと誓うと共に、顧客のために必死になってプランを作っている設計者を、私は、心からリスペクトします。

代表取締役　松戸　明