年末年始は、帰省やその他多くのイベントがあることから、どうしても自宅を留守にしがちです。
そのため、空き巣などの侵入犯罪を受けやすい時期になることは、いうまでもありません。
このような犯罪からマイホームを守るには、防犯性を高めるリフォームを行うことが効果的です。
そこで今回は、年末に多く発生する侵入犯罪の対策となる防犯リフォームについて、具体的な方法をご紹介したいと思います。
侵入犯罪の手口について
空き巣の侵入経路の1位は「窓」から。割合は50%以上に及びます。
侵入犯罪者は、あらゆる手口を使って住宅内への侵入を試みます。
侵入犯罪の代表的な手口といえば、以下の通りとなります。
✓ ガラス破り
✓ ピッキング
✓ サムターン回し
ガラス破り
ガラス破りとは、窓ガラスの一部を破壊し、そこから手を突っ込んで鍵を開ける方法です。
短時間で侵入できる方法であることから、戸建て住宅の侵入犯罪で非常に多く使われる手口となっています。
ピッキング
ピッキングとは、鍵穴の中に特殊な工具を挿入して鍵を開ける方法です。
この方法も、対策を施していない鍵であれば、短時間で開錠され、侵入を許してしまいます。
サムターン回し
サムターン回しとは、玄関ドアに任意に開けた穴や隙間などから専用の工具を入れ、サムターン(ドア内部のつまみ)を回して鍵を開ける方法です。
防犯リフォームの方法とは
防犯リフォームのポイントとなるのは、侵入犯罪の手口となっている方法を、直接的に、あるいは間接的に防ぐことにあります。
おもな防犯リフォームの方法となるのは、以下の内容が挙げられます。
✓ 防犯ガラスへの交換
✓ 防犯カメラの設置
✓ 防犯対策鍵の設置
防犯ガラスへの交換
住まいの防犯対策として効果的なのは、既存のガラスを防犯ガラスへ交換するリフォームです。
防犯ガラスとは、合わせガラスの中間に特殊な膜を挟むことにより、割れにくくしたものになります。
なお、よく見る金網入りガラスは、火災発生時の延焼を防止するためのものであり、防犯効果は期待できないため注意が必要です。
防犯ガラスへ交換するリフォームは、侵入犯罪の手口として非常に多いガラス破りを防ぎ、建物の防犯性を高めます。
防犯カメラの設置
住まいの防犯対策として効果的なのは、防犯カメラを設置するリフォームです。
防犯カメラの設置は、侵入犯罪者に対してアピールすることにより犯行を思いとどまらせる抑止効果と、被害を受けたときの証拠確保に役立ちます。
また、インターネットに接続し、遠隔地からPCやスマホで監視できる防犯カメラなども有効です。
防犯カメラを設置するリフォームは、侵入犯罪者から狙われにくい環境をつくり、建物の防犯性を高めます。
防犯対策鍵の設置
住まいの防犯対策として効果的なのは、防犯対策鍵を設置するリフォームです。
例えば、ピッキングの被害を受けやすいのは古いタイプの鍵であり、これを「ディンプルキー」などに交換することで被害の多くを防げます。
サムターン回し対策としては、「サムターンカバー」の設置や「防犯サムターン」への交換が有効です。
また、鍵を増設すると、開錠に多くの時間を要することから、犯罪の抑止に高い効果が期待できます。
防犯対策鍵を設置するリフォームは、侵入犯罪の代表的な手口であるピッキングやサムターン回しを防ぎ、建物の防犯性を高めます。
まとめ
年末は、とくに侵入犯罪が増えてくる時期になります。
侵入犯罪を防止するには、建物の防犯性を強化するリフォームが効果的です。
被害を受けて後悔するのではなく、今から計画を進め、防犯のためのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
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