歴史を振り返ると、日本人は危機的状況に直面した時、大きな決断をしてきました。
例えば明治維新…
刀を置き、侍という階級を捨て、近代国家へと一気に舵を切りました。800年も続いた武士の時代を、たった数年で終わらせてしまったのです。いまだ銃を捨てられないアメリカとは大違いです。
そして戦後…
焼け野原になった日本は、軍事国家から世界有数の経済大国へと大きく方向を変えました。
世界的に見ても、これほど急激な社会転換は珍しいと、著書の中で、「ピーター・ドラッガー」は語っています。
日本人には、国を存続させるために大きく方向転換出来る、何か特殊なDNAが備わっているのでしょう…きっと。
では、今の日本はどうでしょうか?
昨今、日本は「失われた30年」と言われ、人口減少、物価上昇、国際競争力の低下等、様々な課題を抱えていると言われています。
しかし、歴史を振り返ると、日本という国は、決して順風満帆な道を歩んできた訳ではありません。むしろ、危機の連続の中で、その度に方向を変えながら国を存続させてきました。その都度我が国は、ただ耐えるだけではなく、「何を捨て、何を残すのか?」を、決断してきたのだと思うのです。
全てを守ろうとするのではなく、未来のために必要なものを選び、そこに集中する…
言わば「選択と集中」です。
もしかしたら、今の日本にも同じことが求められているのかもしれません。
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話は変わりますが、他社様の見積書を持ってこられて、価格だけを伏せた状態で「相見積もりで価格が一番安いところに決めます」と言われる方がたまにおられます。
しかし、住宅のリフォームというものは、そんなに単純なものではありません。概算ならともかく、現場を見ずに、建物の状態も確認せずに正式な見積書を作ることは出来ません。
また、リフォームは、単なる商品の売買ではなく、お客様の大切な住まいに手を入れる仕事です。そこには、熟練の職人の技術と手間、そして責任が伴います。したがって弊社においては、決して技術の安売りは出来ないのです。
職人の手間をきちんと評価しなければ、技術は残りません。技術が残らなければ、次の世代の若い職人も育ちません。
「価格だけを比べる仕事ではなく、価値を理解して頂ける仕事をする」
それが、私達マツドリフォームの考える仕事のあり方です。
さて、歴史を振り返れば、日本という国は危機の度に「何を残し、何を捨てるのか?」を考え、大きく方向を変えてきました。もし今、日本が再び転換の時代にあるのだとすれば、これからは「安さ」ばかりを追い求める社会ではなく、技術や人の価値をきちんと評価する社会へと変わっていく必要があるのかもしれません。
「価格競争に疲弊する社会から、価値を大切にする社会へ」
「短期の利益だけを追うのではなく、技術や人を育てる社会へ」
もしそんな社会への転換が求められているのなら、きっと日本人はまたやり遂げるのだと思います。
代表取締役 松戸 明
































