住宅リフォームにおけるサスティナビリティの条件は、一般的には、「長寿命化」と「省エネルギー化」が揚げられます。
なので現在、上記の2つは、地球環境維持のための大義であるように語られており、また、業界のトレンドもこの2つありきで考えているので、どうしても偏ったプレゼンしか出来ないような気がしています。
例えば、「建築の四層構造ーサステイナブル・デザインをめぐる思考※難波和彦著」の一節には、
〝建築の寿命について論じるときは、物理的な耐久性が問題にされる場合が多い。しかし、実際に建物の寿命を左右するのは、主として耐久性よりも機能性である。つまり、使いものにならなくなった建物は物理的に丈夫であっても壊されるのである。・・・何がサスティナビリティを左右するかは複雑な問題であり、単純に物理的な長寿命と省エネルギーだけによって解決することはできない・・・〟
とあります。
サスティナビリティを定義するということは非常に難しいですし、恐らくお客様一人一人の中にあるサスティナビリティも千差万別である。しかし、住宅リフォームに従事する者は、サスティナビリティを一緒くたに出来ないクリエイティブな仕事だということだけは、確実のようだ。
代表取締役 松戸 明
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