9月に入っても、まだまだ暑い日が続きますが、何卒ご自愛下さいませ。
さて、苦手なことに立ち向かう姿勢について。
最近は「長所を伸ばせば良い」「苦手は無理にやらなくて良い」という風潮が強いように感じています。確かにそれも一理ありますし、時代に合った考え方なのかもしれません。
しかし、本当にそれだけで良いのでしょうか?
私自身、若い頃は人前で話すのが苦手で、出来れば避けて通りたいと思っていました。
しかし、会社を運営する立場となり、どうしても逃げられない場面が増えました。私の立場で、「苦手だから・・」は許されません。だからその時に自分に言い聞かせたのは、「恥をかいても、自分が傷ついても、やるしかない」という思いです。
結果として、今では少しは克服出来たかな・・と、思っています。
「世に生を得るは事を成すにあり」
これは龍馬の言葉ですが、人は何かを成すために生きているのだと思います。ならば、自分の苦手から逃げず、正面から挑み続けることも大切なのではないでしょうか?
私は、苦手から逃げ続けてきた人が、最後はその苦手に押し潰されてしまう姿を何度も見てきました。だからこそ若い人達には、流行の考え方に流され過ぎず、自分の苦手に立ち向かう姿勢も持ってほしいと願うのです。
もし、「具体的にどうすれば良いのですか?」と聞かれれば、私の口から出るのは、時代遅れで古めかしい簡単な言葉しかありません。
それは、「根性」だと。
代表取締役 松戸 明