リフォームはオンラインで見積もりできるのか?Web見積もりの注意点 | 株式会社マツドリフォーム

リフォームはオンラインで見積もりできるのか?Web見積もりの注意点

本稿ではリフォーム工事の「オンライン見積もり」の概要や活用方法について解説します。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、オンライン見積もりに注目が集まっています。リフォームをご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

従来の見積もりは、お客様のご自宅を拝見(現場調査)してから作成します。しかし感染対策から、現場調査に抵抗を感じる方が増えています。長々と営業トークをされるのではないか、と心配な方も少なくないでしょう。

このご時世ですから、とりあえずインターネットでカンタンに見積金額のシミュレーションができたら便利ですよね。ですが、リフォーム工事の特性上、オンラインで済ますのは問題点もあります。

本稿ではオンライン見積もりのメリットとデメリットもご紹介しますので、活用方法をご検討いただく材料にしてください。

リフォームのオンライン見積もりとは?

そもそも、リフォームのオンライン見積もりはどういう仕組みになっているのでしょうか。まずは、概要からご紹介していきましょう。

リフォームのオンライン見積もりの概要

リフォームのオンライン見積もりは、リフォーム会社やリフォーム工事一括査定サービスの会社が実施しています。そのほとんどが「現場調査」を必要としていて、完全にWeb上だけで見積もりできるものはまだ少ないようです。

Web上だけで完結する「オンライン見積もり」を利用すると、インターネットを使ってカンタンにリフォーム工事の見積もりが作れます。入力作業を含めて30分もかからず結果が分かるので、活用が広がっています。

オンライン見積もりは、リフォーム会社各社の積算ノウハウやこれまでの施行実績データを活用して計算します。このシステムが利用できるのは、以下のような比較的工事内容が予測しやすい単純なリフォーム工事のみです。

・トイレ(便器やウォシュレット)交換
・洗面台交換
・給湯器交換
・床の貼り替え
・クロス(壁紙)の貼り替え

リフォーム工事のオンライン見積もりは、こんな方の役に立ちます。

・まだ依頼するつもりはないけど、予算感をつかんでおきたい方
・リフォーム会社からもらった見積書の金額が妥当か知りたい方
・現場調査なしでも想定しやすい小規模工事をしたい方

一方、増築や間取り変更など、大規模なリフォーム工事では利用できません。お風呂リフォームのように、下地の腐朽が予想される工事も、避けたほうがよいでしょう。

このような工事では、現場調査を経てから見積もりを作成するほうが正確な金額が分かります。これを怠ると、工事中に追加費用が発生する可能性が高まります。

オンライン見積もりのメリットとデメリット

オンライン見積もりの特徴を、メリットとデメリットに分けてご説明しましょう。まずはメリットから、3つご紹介します。

・自宅に居ながら24時間いつでも見積もり依頼ができる
・リフォーム会社に家を見られなくて済む
・自分のペースでゆっくり見積もり内容の確認ができる

リフォーム会社との接触を出来るだけ減らしたい方にとっては、オンライン見積もりは役立つ仕組みです。ですが、以下のデメリットもあるので、それを踏まえたうえでご利用いただくほうがよいでしょう。

・見積もりの精度が落ちる
・スタッフの対応力がわからない

基本的に、リフォーム工事は全てオーダーメイドです。現場調査の結果を踏まえ、詳細見積もりを経て金額が決まります。ですから、現場調査なしでつくった見積もりは正確性が低く、追加工事が発生する可能性が高くなります。

ほとんどのオンライン見積もりが「実際の工事価格ではありません」や「現場調査の結果、価格が変動することがあります」と但し書きしていますので、オンラインだけでは見積もり精度の限界があると考えたほうが良いでしょう。

ですから、オンライン見積もりはあくまで「目安」と考え、実際に工事する前には現場調査を実施したうえで見積もりを作成してもらうほうが安心です。

オンライン見積もりだけでは、スタッフの対応力も分かりません。リフォームは予想外のことが起こりやすいので、施工会社には臨機応変に対応できる能力が必要です。スタッフの力量や誠実さは、面談して感じ取っていただくほうが良いでしょう。

オンライン見積もり前に準備しておくと良いもの

オンライン見積もりで入力する項目は、サービス提供会社ごとに違います。中には、個人情報を記入することなく見積もりしてくれるサービスもあります。

おおむね以下の情報が把握できていたら、オンライン見積もりが利用できます。

項目

把握しておきたい情報

お住まいの状況

・所在地
・劣化等の気になるところ
・床や壁紙を貼り替える場合は面積
・住宅設備を交換する場合は現在利用中の設備の型式

要望

・現状の不満
・どのように改善したいか
・ご予算
・工事完了時期の希望

上述の情報に加え、設計図面とリフォーム箇所の写真データをご準備いただくと良いでしょう。

追加料金なし、コミコミ価格のオンライン見積もりは信用できるのか?

オンライン見積もりの中には「追加料金なし、コミコミ価格」をうたっているものがあります。このようなタイプの見積もりは、信用できるのでしょうか?

「追加料金なし」と書かれている以上、まず追加料金は発生しないと考えて良いでしょう。ですが、現場調査なしの見積もりは正確性に欠けるので、不測の事態に備えた割増価格で提示しているかもしれません。

企業は提供するサービスが赤字になるような事業設計をしませんので、コミコミ価格の場合は「余裕を見た料金設定」と考えられます。

リフォーム見積もりを作るのに現場調査は必要か?

 

さて、そもそもリフォーム工事の見積もりを作るのに現場調査が必要かどうか、もう少し深掘りして考えてみたいと思います。現場調査は、本当に必要なのでしょうか?

結論から言うと、必要です。度々申し上げているとおり、状況確認せずに正確な見積もりは作れません。

ですから、まじめな業者は「現場調査やヒアリングをしてから、できるだけ正確な見積もりを作りたい」と考えています。リフォーム会社の姿勢やスタッフの対応力を測るうえでも、実際に会って話し、所作を見ていただく方がよいでしょう。

では、リフォーム会社は現場調査で何を見ているのでしょうか?引き続き、現場調査についてご紹介したいと思います。

現場調査(現調)とは?

住宅業界では、現場調査のことを略して「現調(げんちょう)」と言います。現場調査の主な目的は、以下のとおりです。

・お住まいの状況確認
・採寸
・写真撮影
・現状の不満点や改善要望の確認

現場調査に必要な時間は、工事内容によって変わります。目安としては、おおよそ30分~2時間程度です。

なお、現場調査は原則的に「目視による非破壊調査」です。一般的に、契約を結ぶまでは壁や床をめくるような破壊調査はしません。

ですから、現場調査をおこなっても分からないことがあります。たとえば壁の中や床下の奥などは、工事開始後の解体で不具合が見つかり、プランの微調整や工事価格の変更が発生する場合があります。

つづいて、現場調査でどこを見られるのか、ご紹介していきましょう。

現調確認ポイント1、工事現場の周辺状況

まずは、周辺の状況を確認していきます。確認ポイントの例をあげてみましょう。

前面道路

・大きいトラックで侵入できるか
・資材を搬入する間、車を停車させておけるか
・電線は施主邸側か、向かいの家側か
・イベント等で通行止めにならないか

駐車スペース

・近隣に工事車両を停めておけるか
・コインパーキングはあるか

周辺

・工事中、一次的に移動した方が良いものがないか
・工事前の挨拶回りはどこのお宅まで訪問するか
・工事中、作業員が使えそうなトイレがあるか

リフォーム工事中は、なにかと音やホコリが出ます。ですから、近隣にお住まいの方への配慮は、とても気をつかいます。

工事中、大きな車両が出入りすることもありますので、前面道路の状況や、コインパーキングの有無もチェックポイントです。

現調確認ポイント2、リフォーム希望箇所の状況

続いて、室内と外側の確認です。一例をあげてみましょう。

室内

・資材の搬入経路
・リフォームする部屋の状況確認と採寸
・リフォーム希望箇所の劣化状況
・躯体構造の劣化状況
・電源の位置
・分電盤の容量や空き状況
・住宅設備の型式と劣化状況
・換気扇の位置や換気ルート
・天井裏や床下の様子
・雨漏り跡の有無(戸建ての場合)
・給排水管の劣化状況
・写真撮影
・図面の内容と符合しているか

外側

・足場が必要な場合は、設置可能か
・隣家との境界線
・玄関ドアやサッシ(窓)の劣化状況
・給湯器の号数や劣化状況
・排水経路
・水道メーター・ガスメーターの位置
・躯体構造の劣化状況
・電源の位置
・写真撮影
・一次的な資材保管場所
・エアコン室外機や配管、スリーブの位置
・図面と符号しているか

室内と外観の確認では、工事内容によって大きくチェックポイントが変わります。それにともない、現場調査の時間も変わってきます。

現調確認ポイント3、ヒアリング(聞き取り調査)

一般的に、ご要望のヒアリング(聞き取り調査)は現場調査の前におこないます。調査当日は、お住まいの状況を確認しながらヒアリングした内容と照合していきます。

主なヒアリング内容をご紹介しておきましょう。

・現状のご不満点
・改善したいこと
・色やデザインの好み
・ご予算
・工事可能な時間帯、曜日
・気になることや不安なこと

現場を見せることで、リフォーム会社から具体的な提案を引き出せます。「以前話したから」と面倒がらず、もう一度しっかり要望を伝え、リフォーム会社の意見を求めましょう。

現調確認ポイント4、マンションの場合

マンションのリフォーム工事は、一戸建てにはない事情を加味する必要があります。一部、ご紹介しておきましょう。

・マンション管理規約の内容
・竣工図(管理人室に保管されている)
・専有部分・共用部分・専用部分の区分け
・管理人の勤務時間と曜日
・エレベーターの使用可否
・工事予告の掲示物への記載方法
・火災報知システムの仕組み

基本的に、マンションは専有部分しかリフォームできません。専有部分とは、住戸の所有者が占有している部分のことです。窓や玄関ドア、パイプスペース、バルコニーは共有部分または専用部分になり、勝手にリフォームできません。

また、管理規約で床材等の指定がされているケースもあります。これは下階への騒音を防ぐことが目的で、規約外のものを使う場合は管理組合の承認を得なければなりません。

火災報知器も、管理人室で一括管理しているタイプや、住戸ごとにインターホンから警報を鳴らすタイプがあります。交換する場合は同タイプのものを使う必要がありますので、仕組みの確認が欠かせません。

リフォームのオンライン見積もりの注意点まとめ

度々申し上げているとおり、現場調査なしで正確な見積もりをつくるのは困難です。とは言え新型コロナウイルスの問題もあり、今後も対面接触を控えざるを得ない状況です。

そこである程度、現場調査をお客様にお願いするスタイルが採用され始めています。ビデオ通話アプリを使い、リフォーム会社の指示を受けながらお客様に現場調査していただき、見積もりを作成します。

と言っても、難しいことはありません。お客様にもできる以下のことを、少しご協力いただく程度です。

・リフォーム会社の指示で採寸
・スマホで写真や動画を撮影
・リフォーム会社に写真や動画を送る

この方法は専門家による現場調査より精度は落ちますが、現場調査のないオンライン見積もりより正確です。高額な見積もりシステムも不要ですので、お客様に金銭的な負担がかかりません。

まだ大規模改修工事には利用できませんが (専門家による調査が必要)、今後はこの分野の仕組みや支援ツールなどが開発され、発展していくのではないかと感じています。

なお、弊社ではビデオ通話アプリでリフォーム相談ができる仕組みを設けています。神奈川県川崎市で工事をご検討中の方にご利用いただけますので、リフォームに関する悩みや疑問がありましたら、お気軽にご活用ください。

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