セカンドライフを楽しむために、ナチュラルな素材を使った空間づくりを望む本物志向の50代・60代が増えています。無垢材や漆喰、珪藻土といった自然素材でつくられた空間は、ゆっくりとした時が流れるように快適。健康面に良い効果も与えてくれます。
今回は、リフォーム・リノベーションで自然素材を使うメリットや、内装やインテリアへの取り入れ方をご紹介します。
部屋に自然素材を使うメリット
自然素材には、やさしい手触りや、あたたかな雰囲気、木の香りなど、人工素材では味わえない魅力がいっぱいです。室内の湿気を調節する機能が備わっているため、空間の快適性を向上させるメリットもあります。また、化学物質によるシックハウス症候群や化学物質過敏症といった健康被害の心配がないのも嬉しい点です。安心して快適に暮らし続けるためには、自然素材は欠かせないのです。
自然素材はどこに取り入れる?
リフォームやリノベーションで自然素材を取り入れる方法をご紹介します。
フローリングを無垢材に
無垢フローリングは、天然の木材ならではの質感や、木目の美しさを堪能できます。使い込むほどに風合いが増していくのも、無垢材ならではの魅力です。
合板のフローリングは、梅雨や夏の時期にベタベタした触り心地になり、冬場は冷たくなりますが、無垢フローリングには調湿効果があるため、夏は涼しく冬はあたたか。一年中素足で気持ちよく歩けます。
壁を漆喰や珪藻土に
自然素材を原料としている漆喰や珪藻土は、調湿や脱臭、消臭機能があります。どちらも機能的に似ていますが、漆喰は強いアルカリ性があるため、カビや細菌の繁殖を抑えるのに効果的です。一方、珪藻土は調湿効果が高く、部屋の湿度を安定させてくれます。
建具や造作家具を無垢材に
インテリアにとことんこだわるなら、建具や造作家具に自然素材を使うのがおすすめです。リフォームやリノベーションなら、好みのスタイルや空間に合わせて自由にデザインできます。素材や色味をフローリングと合わせれば、統一感のある素敵な部屋づくりができるでしょう。
自然素材に囲まれてゆったりと暮らす
無垢材のフローリングや建具、造作家具、漆喰や珪藻土の塗り壁など、空間にナチュラルな素材を取り入れると、家の快適性や性能が向上します。長く住み続ける家だからこそ、良質な素材を使ったリフォーム・リノベーションで、心地よい時が流れる空間をつくりましょう。
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