住み慣れた家でも、ライフステージの変化とともに住まいのあり方も変わっていくものです。
そのような変化に対応し、生活の快適性を高めるには、自分に合わせてリフォームを行っていくことが有効な方法となります。
しかし、前回の「自分に合わせて家を変えるのがリフォーム(前編)」でもお伝えしたように、自分に合わせて家を変えるのではなく、家に合わせた生活をしているという人も多いようです。
そこで今回は、自分に合わせて行うリフォームのポイントについて、前回とは異なる視点から解説したいと思います。
自分に合わせて行うリフォームのポイント
さらに「デザイン性」を追及することも、心地よい空間づくりで重要なポイント
家に合わせて生活するよりも、自分に合わせてリフォームを行っていくほうが、より大きな快適性を得られます。
自分に合わせて行うリフォームのポイントとして前回ご紹介したのは「機能性」についてです。
そして、さらに「デザイン性」についてこだわりを追及することも、心地よい空間づくりを実現するうえで重要なポイントとなります。
今回は、「デザイン性」を考慮したリフォームについて、簡単にご紹介いたします。
配色にこだわったリフォーム
配色にこだわったリフォームは、心地よい空間づくりを実現するうえで重要なポイントとなります。
というのも、色は、目にした人の心理に大きな影響を与えるためです。
例えば、暖色系なら温もりや活力を、寒色系なら涼しさや落ち着きなどを感じさせます。
また、モノトーンで統一すると、スタイリッシュで洗練された雰囲気をつくり、空間にメリハリをもたらすなど、色にはさまざまな心理効果が期待できます。
そして、好みの色が決まったら、「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」の3つのバランスで配置するよう計画すると効果的です。
アクセントカラー
クッションや小物類など、最も小さい面積を占める色で、割合は5%程度
素材にこだわったリフォーム
あえてコンクリートを剥き出しにし、塗装で仕上げることで、表面の凹凸や荒さを残した仕上がりした例。壁の近似色を採用し、外国のアパートメントを思わせる、オシャレな仕上がりとなりました。
こだわりの素材を組み合わせることで、個性溢れる住まいに。
》お客様施工事例「ノスタルジックな住空間 (川崎市多摩区)」
素材にこだわったリフォームは、心地よい空間づくりを実現するうえで重要なポイントとなります。
例えば、無垢フローリングや塗り壁のような自然素材を使うと、柔らかく落ち着きのある雰囲気をつくれます。
また、これら自然素材は、調湿効果で空気の質を高めるなど、機能性を備えている点も注目のポイントです。
その他にも、モルタルやコンクリートのような無機質素材は、シンプルでありながらワイルドな雰囲気を演出します。
照明にこだわったリフォーム
照明にこだわったリフォームは、心地よい空間づくりを実現するうえで重要なポイントとなります。
照明は、インテリアデザインを考えるうえで、欠かせないアイテムのひとつであり、照明器具のデザインだけでなく照らし方によっても室内の雰囲気は大きく変わります。
照明器具には、「シーリングライト」のような全体照明と、「ダウンライト」や「スポットライト」のような部分照明があり、用途や周囲とのバランスによって使い分けることが重要です。
また、間接照明を使うと、リラックス効果をもたらし、ホテルライクな雰囲気づくりを楽しめます。
まとめ
自分に合わせて行うリフォームは、長く暮らしていく住まいであれば、ぜひ検討しておきたいポイントといえます。
そのときには、「機能性」と「デザイン性」について考慮することで、快適な空間づくりを実現できるでしょう。
家に合わせて生活するよりも、自分に合わせて家を変えていくことが理想の住まいを手に入れる近道です。
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