季節の変わり目やレジャーといった、物の移動が多い時期になると苦痛を感じてしまう方は、収納を見直すとき。収納スペースは、ライフスタイルや使い勝手に合わせて、設置場所やサイズを決めることが大切です。
今回は、収納の悩みを玄関リフォームで解消する方法をご紹介します。
玄関の収納スペースを増やす2つのアイデア
玄関の収納スペースを増やすと、家の中を片付けやすくなります。おすすめのアイデアを2つご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
住宅のプロがおすすめする玄関収納アイデア2つ
1)収納力の高い玄関収納を導入する
2)土間収納を設ける
1)収納力の高い玄関収納を導入する
カウンタータイプのシューズボックスを使っている場合は、天井付近まで高さのあるタイプに交換することで収納量を増やせます。上着や帽子など、外出時に使うアイテムをまとめて収納すれば身支度しやすくなり、帰宅時もすぐにしまえて便利です。
また、吊戸棚を設けたり廊下に壁掛けフックなどを取り付けたりするのもおすすめ。大幅な収納アップにつながらなくても、使い勝手が向上するため生活しやすくなります。玄関収納を大容量にしたいという場合には、隣接する部屋などを含めて収納を増やすようなリノベーションを検討してみましょう。
高さのある収納にすると圧迫感があるという場合は、フロートタイプの収納がおすすめです。足元に空間があり、浮いたように見えて軽やかな印象に仕上がります。足元の空間部分に間接照明を設置すれば、雰囲気のある玄関に。シニア世代にとっては、靴をはくときに足元が見やすくなるのもメリットです。また、扉に姿見などの鏡を取り付けるのも、圧迫感を軽減するのに役立つでしょう。
》お客様施工事例「ブックカフェのようなオーダー家具のある空間」
施工例/玄関はアイデア次第で劇的に使い勝手がよくなる箇所。
帰宅時の行動で感じている事を設計士へ伝えてみてください。
可能な範囲で、最適な提案を得られる場合もあります。
2)土間収納を設ける
玄関から靴のまま利用できる土間収納は、利便性が高く、大幅に収納力を上げられる人気の方法です。靴箱として利用するのはもちろんのこと、外出用アイテムや、お米や箱買いの水のように重量があり、部屋の中まで持ち運ぶのが大変な荷物の保管場所として重宝します。
床を水洗いできるのも、土間収納の大きなメリットです。外から汚れたものを直接持ち込めるようになるため、趣味のDIYやガーデニング、アウトドア用品などの収納場所として活躍します。また、扇風機やストーブといった季節で入れ替えが必要なアイテムや、ゴミの一時保管場所としても最適です。
》お客様施工事例「ノスタルジックな住空間」
玄関収納を活用して暮らしやすく
使いやすい玄関収納ができると、物の出し入れや片付けの負担が減り、家の中に物が散乱することがなくなります。
いま一度ご自宅の収納スペースを見直して、リノベーション計画を立ててみましょう。