マツドリフォームコラム|何を考えて、どう行動すべきか(設計の目線)

何を考えて、どう行動すべきか(設計の目線)

昨今、SDGsという言葉をよく聞くようになって来ました。

実際一言で表す事が出来ない、多岐に渡った目標ですが、日々生活をする中で最近気になっている事と言えば、気候変動です。

台風や豪雨などで、河川が氾濫する事が多く、住宅も浸水し、道路などのインフラも通行止めになる。大災害が、毎年のように起こる世の中で、確実に温暖化が進んでいると感じます。高津区でも、去年の台風で、実際に浸水してしまったお客様の住宅を補修した事がありました。水害からのリフォームを目の当たりにした私達は、その時のお客様が体験されたお話をお聞きする事が出来ました。

部屋の約3分の1が水に浸かってしまい、とても怖い思いをされており、「こんな災害は一生に一度であってほしい」と言うお言葉が印象的でした。

お客様にとっては、長年住まわれている馴染みのある土地であり、仲の良いご近所さんも沢山いらっしゃると思います。その生活を守る為には、やはり行政の政策等も必要になってきます。今よりも高い堤防を作る等の措置は必要だと思います。

住み続けられるまちづくりを、と言う標語は、気候変動により大きく変わっていくので、かなり難しい問題だと思います。

私達は毎年、周辺の地形を、気候によりどんな変化があるのかを観測し、安心して住む為のプランを考え続けないといけないのだと思っています。

ただし、もしも水害が起こりそうであれば、避難は必須であり、避難を前提に考えた必要最低限に家財を守る対策や、あらかじめ水に強い素材をお勧めする事は可能だと思っております。

新しく建てる住宅に関しては、今後は住宅も高床式になったりするのでしょうか。

1Fは駐車場にするなど、現在建っている住宅でもよく見るレイアウトですが、今後は水害対策としての間取りが浸透して来る事を願っております。

今回、水害についてお話させていただきましたが、地震等も含めた災害廃棄物は、一般ゴミの量よりも比べ物にならないぐらい大量だと聞いています。

災害に強いリフォームを考え、少しでも廃棄物を抑えることが出来れば、社会貢献になるのではないかと思っております。

writing/設計:H

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