近年、壁紙に抗菌性や消臭性などの機能を付加したものが数多く登場しています。

マグネットに対応した壁紙もそのひとつであり、さまざまな活用方法があるものとして、人気を集めています。
マグネット壁紙は地味に思われがちですが、実は便利に使えるシーンが多く、リフォームを行う際に部分的にプラスしてみるのもおすすめです。

そこで今回は、マグネット壁紙とはどのようなものなのか、またリフォームに適したマグネット商品にはどのようなものがあるのかなど、ご紹介したいと思います。

マグネット壁紙とはなに？

マグネット壁紙とは、マグネットの機能を付加した壁紙のことをいい、壁に穴をあけることなく磁石をくっ付けられるなど、多用途に活用できるものです。

マグネット壁紙には、壁紙そのものに鉄粉を練り込んでつくったものや、下地と壁紙の間に特殊なシートを施工するものなど、いくつかのタイプから選べます。

おもな活用方法は、キッチンで料理のメモ書きや家族への連絡として、または子供部屋で磁石を使った遊びや学校のお知らせの掲示としてなどが挙げられます。

リフォームに適したマグネット商品について

住まいのなかに、マグネットを機能的に活用すると、利便性を高め、生活の効率化を図れるようになります。
そのため、リフォームを考えている場合は、マグネットを活用できる商品を部分的にプラスすることを検討してみるのもよいでしょう。

リフォームに適したマグネットを活用できる2つの商品についてご紹介いたします。

マグマジック（シンコール）

画像出典／シンコール「マグマジック」

》お客様施工事例「くつろぎの空間（＋αの間取り）」

キッチン壁に「マグマジック」を下地施工した例。
床上850ミリの箇所に、450×450ミリのマグマジックを2枚、縦に積み貼り付けてある。職人の技術により、部分的に貼り付けてあるようには見えない、フラットで自然な仕上がり。

「マグマジック」は、下地と壁紙の間に挟み込むことで、マグネットが使えるようになる下地材です。

「マグマジック」には、用途で使い分けられるよう、シートタイプと鉄板タイプの2種類が用意されています。

マグネット壁紙の多くは鉄粉を練り込んだものであり、デザインも限定されますが、「マグマジック」であれば、仕上げの壁紙は好みのものを選べます。

また、シートタイプは、ハサミやカッターでカットできるため、アイデアしだいであらゆる場所に使えることも大きな特徴です。

エコカラット セルフ（リクシル）

「エコカラット セルフ」は、調湿機能や脱臭機能を有するタイルである「エコカラット」を、磁石を使って誰にでもDIY気分で簡単に設置できるようにしたものです。

まず、「エコカラット セルフ」を設置したい壁に対し、専用のベースシートをタッカーで取り付けます。タッカーはホームセンターなどで揃えることができます。

そして、裏側に磁石が付いた「エコカラット セルフ」を、あらかじめ取り付けたベースシートにくっ付けるだけです。ベースシートは取り外しても再度使用可能ですので、気軽に場所の変更ができます。

「エコカラット セルフ」は、ポスターや絵画のような多くのデザインが用意されており、また取り外しも自由にできるため、イメージチェンジも簡単に行えます。

空気環境を整えたい場所や、ペットやたばこなどのにおいが気になる場所などで、使ってみるとよいでしょう。

まとめ

快適な住まいづくりは、少しの工夫で実現できるものもあり、マグネットを取り入れたリフォームもそのひとつです。
地味ではありますが、活用することで生活の質を高められるマグネットをプラスしてみてはいかがでしょうか。

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