只今、築9年目の木造3階建て住宅の雨漏り改修工事を行っています。
この工事は、新築時に掛けられていた瑕疵担保保険の10年の保証期間内に窓からの漏水が発覚したことで、その保証を利用して行うため、工事費用は瑕疵担保保険会社より支払われることになるので、居住者の方の負担無く行われています。
漏水している外壁面をはがすと、ひさしの取り付き部と窓回りからの3か所で雨漏りの跡が見受けられました。
実際に雨漏りが出た窓自体は雨漏りしていませんでした。上部のひさしから侵入した雨水が壁内を伝わり、その下側の窓から雨水が出てきたようです。
このように、雨漏りの事例では実際に雨水が出てきた箇所ではなく、『他の箇所が雨漏りの原因だった』ということはよくあることです。
また、改修工事の防水施工については特に慎重に工事を行います。
せっかく直したにも関わらず、再び雨漏りが発生したら今回の工事を行う意味が無くなってしまします。 防水施工は、防水シートと防水テープやコーキングを使って二重にカバーしていきます。
先日、瑕疵保険会社の検査官による中間検査も完了し、現在仕上げ作業を行っています。