古くなった設備機器をいつまでも使い続けていませんか?
まだ使えるものを交換するのはもったいないと思うかもしれませんが、最新の設備機器に入れ替えると省エネ性が向上するため、水道光熱費の節約につながります。
今回は、設備機器を最新モデルにリフォームして、節約・省エネ効果を高める方法をご紹介します。
節約できる省エネ設備機器
省エネ性を向上させる設備機器はさまざまな種類がありますが、その中からおすすめを3つご紹介します。
部分リフォームのメリット3つ
1)エコキュート
2)省エネトイレ
3)節水・節湯水栓
1)エコキュート
省エネ化が進み、普及率が上がっているのがエコ給湯器、通称エコキュートです。ガスを使わずに空気中の熱を吸収して電気でお湯を沸かします。電気代が安い夜間電力を利用するため、電気代を抑えられる仕組みです。
家庭でのエネルギー消費率は、給湯が約28%と多くを占めているため、給湯機を省エネ効果の高いものに交換することは、光熱費の削減に効果を発揮します。特にガス代の高いプロパンガスを使っている地域では、大幅な節約が期待できるでしょう。
2)省エネトイレ
最新のトイレは6割も節水に!
古いタイプのトイレは、洗浄に最大約13リットル(※)の水量を使用しますが、最新の節水型トイレの使用水量は約6リットル。おおよそ6割も節水できます。また、冬場は便座を常時温めるため電気代が上がりますが、近年は自動でヒーターをオフにしたり、便座の設定温度を自動でコントロールしたりと、省エネ性を向上させたトイレが登場しています。
最新式トイレを導入することで、特に節水・節電を意識することなく、いつも通り使い続けながら節約できるようになるのです。トイレの回数が増えるシニア世代にとっては、大きなメリットになるでしょう。
※1996年ころまでの主な出荷品の⽔量「トイレナビ」より
3)節水・節湯水栓
キッチンを丸ごとリフォームすると、それなりに費用がかかりますが、設備の一部を最新式に交換すれば、費用を抑えながらの節約・省エネが可能です。
節水効果を高めるためには、キッチン水栓をセンサー式のタッチレスにするのがおすすめです。こまめに水を止められて、握力が低下したシニアでも楽に操作できます。
お湯の無駄遣いを防ぐ節湯水栓も便利です。従来の水栓では、レバーの位置を中央にすると水と湯が混ざるため、水だけを出しているつもりでも、ガスを使ってお湯も出していることがあります。節湯タイプであれば、水と湯をきちんと使い分けられて、ガスの使用量を減らすことが可能です。
古い設備機器は早めに交換する方が断然お得
省エネ性能が低い古い設備機器を使い続けてしまうと、水道光熱費を無駄に出費することになりかねません。
節約・省エネ性が大幅に向上している最新の設備機器にリフォームして、お得で快適に暮らしましょう。