失敗は誰にでもあります。
しかし、その失敗を次にどう生かすかによって、その価値は大きく変わります。単なる過去の過ちとして終わらせるのか?それとも未来の成功の糧とするのか?私は、後者こそが組織にとって最も重要な姿勢だと確信しています。
組織において最も避けるべきは、失敗が個人の中だけで完結してしまい、他の誰かが同じ失敗を繰り返してしまうことです。それは、組織としての成長機会を自ら放棄するようなものです。だからこそ、失敗は「共有」されるべきだと思っています。
確かに、失敗を開示することは恥ずかしさや情けなさを伴うかもしれません・・しかし、それこそが組織の未来を守るための何よりも尊い情報なのです。
その情報を生かすには、「仕組み」と「マインド」の両輪が欠かせません。
先ずは、失敗を記録し、振り返り、伝えるための仕組みを構築し管理すること。そしてそれ以上に、「これは自分には関係ない」といった無関心を捨て、「これは私達全員の課題だ」と受け止めるマインドを持つことです。この両方がそろって初めて、失敗は本当の意味で〝生きる〟のだと思っています。
私は、「自分には関係ない」という言動が何よりも嫌いです・・
現場で起きたトラブルも、お客様からのご指摘も、技術的なミスも、全てが組織にとって貴重な共有財産です。更には、他社で起きた失敗や報道された事故・トラブルでさえ、私たちにとっては重要な学びの材料となるのです。
〝常に自分自身にベクトルを向け、改善のヒントとすること!〟
これこそが、私達が目指すべきプロフェッショナルの姿勢です。
マツドリフォームは、失敗を恐れるのではなく、失敗から徹底的に学び抜く組織でありたい・・個人の成長と会社の成長を両立させるために情報を惜しまず、知見を蓄え、未来へと繋げていく・・
そのような文化を築き上げていくことこそが、私の責任であると肝に銘じます。
代表取締役 松戸 明