リフォームを検討しているとき、「自分でものをつくることが好き」という人なら、DIYができる住まいづくりを検討してみるのもよいかもしれません。
専門業者に必要な部分だけを依頼するセミオーダーリフォームであれば、自分で行いたい部分のものづくりを楽しむことが可能であり、またコスト削減にもつながります。
そこで今回は、DIYができる住まいにリフォームするときのポイントについて、解説したいと思います。
DIYができる住まいにリフォームするときのポイント
DIYによる住まいづくりは、コストを抑えて自分の手でつくる楽しみや醍醐味を得られることがメリットといえます。
自分でできるDIYといえば、例えば以下のような内容が挙げられます。
\ Do it yourself! /
おすすめ「DIY」箇所
☑ フローリング
☑ フロアタイル
☑ 壁紙
☑ 塗り壁
☑ 塗装
☑ 棚板
また、DIYができる住まいづくりは、プロに任せたほうがよい部分と自分で行いたい部分を分けて検討することも重要です。
そうすることで、自分でつくる楽しみを存分に味わえるようになります。
このセミオーダーリフォームについて、おもなポイントをいくつかご紹介いたします。
下地補強を入れておいてもらう
壁や天井に対し、棚板や家具、手すり、ピクチャーレールなど、重量のあるものを設置する場合は、裏側に下地補強を入れておかなければなりません。
というのも、重量のあるものを石膏ボードだけで支えることは難しく、設置後に落下する危険性があるためです。
一方で、下地補強を入れておけば、さまざまなものを設置できる自由度が上がります。
セミオーダーリフォームの際には、DIYの計画を基に、専門業者に下地補強を入れておいてもらうとよいでしょう。
軽荷専用の場合でも、安全のために下地補強は施したい。
有資格者でないとできない工事は任せる
コンセントを設置すると何かと便利な上、デザインにもこだわれば満億度も高い。資格がないとできない工事だからこそ、プロに任せたい。
リフォーム工事の内容によっては、有資格者のみに許可されているものがあります。
その代表的なものといえば電気工事ですが、法律で定められた軽微な工事以外は、感電や漏電などのリスクがともなうことから「電気工事士」の有資格者でないと施工できません。
なお、無資格者が行った場合、罰則も設けられているため十分な注意が必要です。
コンセントの増設や電気配線工事などは、DIYで行わず、必ず専門業者に任せるようにしましょう。
「電気工事士」とは
電気工事士の資格には、第一種と第二種の2種類があります。
第一種/第二種の範囲と最大電力500キロワット未満の工場、ビルなどの工事に従事できます。
第二種/一般住宅や店舗などの600ボルト以下で受電する設備の工事に従事できます。
劣化が著しいときはコンディションチェックも
劣化が著しく進んでいるときは、その部分を覆い隠すようにリフォームするよりも、しっかりと周辺のコンディションチェックを行ってからのほうがよいかもしれません。
例えば、床の傷みが激しい場合、床下の湿気により、重要な構造部の腐朽が進んでいたり、あるいはシロアリの食害を受けていたりすることも考えられます。 また、結露で壁の中の断熱材が濡れていると、本来の性能を発揮できなくなるため、光熱費のムダが生じている可能性もあります。
よって、劣化が著しいようなら、目に見える部分だけでなく、隠れている部分の状態をプロの視点からチェックし、必要に応じてリフォームを行うとよいでしょう。
》スタッフコラム「ホームインスペクション(住宅診断)とは?【わかりやすく徹底解説】」
まとめ
DIYができる住まいをつくるためのリフォームは、自分でつくる楽しみを味わいたい人にとっては、非常に適した方法です。
プロの仕上がりにはかなわないかもしれませんが、達成感や充実感を十分に得られるでしょう。
ただし、失敗することがあるとコストや時間のムダとなってしまうため、しっかりと事前の準備を行い、計画的に進めていくことが重要です。
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