「衣替え不要のクローゼット」に注目が集まっています。
近年、夏の暑さが長引いたり突然寒くなったりといった気候変動により、衣替えがしにくい環境になりつつあります。
また、共働きやシニア世帯をはじめ、毎年2回の衣替えを大きな負担…と感じている方はとても多いのではないでしょうか。
実はリフォームで、衣替え不要の機能的なクローゼットをつくることができます。
この記事では、既存の間取りを活かした使い勝手の良いクローゼットについて解説します。
「掛ける」収納で衣替え不要に
衣替えを不要とする為には、衣類をタンスではなくクローゼットに収納する形式がおすすめです。
クローゼット内で季節ごとに分類して服を掛けておけば、年間を通じてクローゼットひとつで衣類収納が完結します。
「たたむ」収納から「掛ける」収納に変えることで、衣替えだけでなく日頃の洗濯後の家事からも解放され、大幅な時間短縮になります。
押入を活用したクローゼットのリフォーム
押入を拡張したウォークインクローゼット
既存の和室を活用して、ウォークインクローゼットを作ることができます。
元々の押入に加え、手前のスペースまでを小部屋として拡張する方法です。
間取り変更を伴うリフォームになるためコストはかかりますが、家族分の衣類を一ヶ所に集約することが可能になります。
》お客施工事例「板張り天井風のアクセントクロスで、ゆるやかにゾーニングされたLDK(川崎市宮前区)」
押入からシンプルなクローゼットに
押入のふすまを折れ戸などに変えて、内部に洋服用のハンガーパイプを取り付ければ、シンプルなクローゼットになります。 コストも抑えられ根強い人気があるリフォーム方法です。
既存の棚を撤去すれば、ハンガーパイプや棚の位置、段数も自由に新設できます。床から天井までの高さをめいっぱい活用した収納が可能です。
押入は奥行が通常のクローゼットより広いため、バッグなど大きな物もムダなくしまえる収納家具を、オーダーメイドして造作するのも良いでしょう。
和室を寝室や子ども部屋に変更する場合はもちろん、家事室として使う場合にも便利です。
お客様施工事例「シンプルシックな来客用の邸宅」
部屋の一部をクローゼットにする
ロールスクリーンで圧迫感のない目隠し
部屋の一部をクローゼットにリフォームする場合、クローゼットがあっても広く見える部屋づくりが重要になります。
例えば、寝室のベッド近くにクローゼットを造りたい場合、一般的な折れ戸にしてしまうと扉を開くためのスペースが欲しくなります。
また、扉自体に存在感があるため、部屋に圧迫感を与えてしまう可能性もあります。
扉に比べて、格段に薄くシンプルなロールスクリーンをクローゼットの扉代わりに計画すれば、部屋のレイアウトの制約を極力受けず、最大限の広さでクローゼットを設けることができます。
ちなみにロールスクリーンは、扉に比べコストがかなり抑えられるというメリットも。
まとめ
家事の時短にも大きくかかわるクローゼット。
リフォームで使い勝手を良くする方法について解説しました。
間取りや予算、ライフスタイルに合わせてリフォーム会社に相談してみてはいかがでしょうか。
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