室内をおしゃれに仕上げたいとき、壁紙を張り替えると非常に効果的です。 なぜなら、壁紙を張る部分は室内で最も大きな面積を占めており、空間のイメージを大きく左右するためです。 とはいえ、素材や色、柄、機能など、バリエーションが豊富な壁紙をどのように選ぶとよいのでしょうか?
そこで今回は、おしゃれに仕上がる壁紙の選び方について、おもにシンプル柄にフォーカスして解説したいと思います。
壁紙の種類は多い
壁紙には、非常に多くの種類があります。 代表的な壁紙の種類といえば、例えば以下のようなものが挙げられます。
- ビニールクロス
- 織物クロス
- 紙クロス
- 珪藻土クロス
- 木質系クロス
これらのなかで、最もよく使われているのはポリ塩化ビニールを主原料とする「ビニールクロス」です。「ビニールクロス」は、デザインやカラーが豊富であることや、低コスト、手入れが楽などの特徴があります。
その他にも、防水や防汚、防カビ、消臭、抗菌など、機能性を付加したものが数多くあることも特徴のひとつです。
また、「ビニールクロス」は、スタンダードタイプの「量産クロス」と、ハイグレードタイプの「1000番クロス」に分けられます。なお、「1000番クロス」とは、1,000円/㎡を超えるものが多いことからそう呼ばれており、機能性を持つ壁紙もこの分類に含まれます。
1000番クロスは上質ですが厚みがあるため、採光や照明など環境によりクロスのつなぎ目が気になる場合もあります。サンプルを実際にあてて、検討した方がよいでしょう。
壁紙は選び方次第でおしゃれ空間に
壁紙は、室内で最も多くの面積を占める部分であり、インテリアの印象を大きく左右する要素となります。
そのため、ベースとなる壁紙には、あらゆる家具や設備にも合わせやすいシンプルなものを使うのがおすすめです。
シンプルな無地の壁紙をベースにしておけば、アクセントクロスとして個性的な柄の壁紙を取り入れたいときにコーディネートの幅が広がります。
おしゃれに仕上がる壁紙の選び方について、シンプルな壁紙を使うポイントを簡単にご紹介いたします。
1) 床、建具、その他との相性を考える
2) 空間のバランスを考える
3) 機能性を検討する
4) サンプルで確認する
1)床、建具、その他との相性を考える
》お客様施工事例「杉板のアクセントウッドパネルが印象的な家」
まずは、床や建具、家具、カーテンなどの色との相性を考え、どのような組み合わせとするのか、全体的なイメージを決定します。
シンプルで全体の調和を図りたい場合、ベースとなる壁紙は、明るく柔らかい雰囲気をつくれる「白系」「グレー系」「ベージュ系」などの色から選択するのがおすすめです。
2)空間のバランスを考える
ハイトーンカラーとダークトーンカラー、それぞれ良さがあります
明るい色の壁紙を使うと、室内が広く、そして天井を高く感じられますが、床よりも壁、そして天井と、順番に明るくしていくと、より高い効果が得られます。
一方で、天井に暗い色を使うと、重厚で落ち着きのある雰囲気を演出できます。
空間のなかでバランスを考え、演出効果を利用することもポイントのひとつです。
3)機能性を検討する
壁紙は、ライフスタイルに応じて機能性を付加したものを採用すると、生活の質を高められます。
例えば、ペットを飼っているなら消臭機能、衛生面を強化したいなら抗菌機能や防カビ機能、お手入れの効率化を図りたいなら防汚機能などが挙げられます。
ただし、材料コストは高くなるため、費用対効果をしっかり検討して決定する必要があるでしょう。
4)サンプルで確認する
》お客様施工事例「ロハススタイルなテレワークスペース空間 (川崎市高津区)」
大きな壁紙サンプルを、自宅で試す
壁紙は、カタログで決めるより実物サンプルを確認することで失敗の回避につながります。
というのも、壁紙は、実物のほうが明るく感じる傾向にあり、また光に当たり方によっても色の見え方は大きく変わるためです。
できるだけサイズの大きなサンプルを使い、実際に張る壁に設置して、見え方などをしっかり確認したうえで決定することがポイントとなります。
まとめ
壁紙は、室内で最も大きな面積を占めることから、イメージを大きく左右する要素となります。 そのため、どのような壁紙を選ぶのかという点は、室内空間をおしゃれに仕上げるうえで重要なポイントです。 とくに、室内を落ち着きのある雰囲気にまとめたい場合は、どのようなインテリアにも合わせやすいシンプルな壁紙を選んでみてはいかがでしょうか。
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